オススメ度:★★★☆☆
1985年11月15日にジャレコからファミコン専用ソフトとして発売された横スクロールアクションゲーム。
前作の開発がUPLでアーケード版からの移植であったのに対して、こちらはトーセの開発で最初からファミコン用として作られ、のちにアーケードに移植されるという逆パターンとなった。
現行機ではニンテンドー3DSのバーチャルコンソールにて配信されている。
忍者じゃじゃ丸くんとは
前作「忍者くん 魔城の冒険」のスピンオフ作品に当たる。
主人公は忍者くんの弟であるじゃじゃ丸くんである。
前作「忍者くん」はUPLの開発であったが、そのファミコン版移植を担当したジャレコが版権を買い取りトーセに開発を依頼して発売した。
以後は独立シリーズとなり様々な続編も発売される事となる。
「忍者くん」を上回る100万本の売上本数を達成し、1,252本あるファミコンソフトの中で39位の販売実績を誇る名作アクションゲームである。
あらすじ
裏切り者のなまず大夫が、われらのアイドル・さくら姫をさらってしまった!!
兄、忍者くんは修行の旅。
留守を預かる弟・じゃじゃ丸くんが、1人でさくら姫を助けに行くことになった。
兄者の教えを受け、忍法の腕においては1・2を争うじゃじゃ丸。
はたしてじゃじゃ丸くんは、妖怪たちを倒して、悪のなまず太夫からさくら姫を救い出せるのだろうか!?
キャラクター
じゃじゃ丸
主人公。
前作の主人公である忍者くんの弟にあたる。
手裏剣と忍術で妖怪たちをなぎ倒す。
さくら姫
なまず太夫に捕らわれた姫。
ゲーム中にボーナスステージに行くのに必要なアイテムを落とす。
なまず太夫
妖怪軍団の親玉。
通常ステージではさくら姫とともに画面上部にいる。
タイマーが少なくなると爆弾を落として邪魔してくる。
おゆき
氷剣を撃ってくる雪女。
最初に登場する敵。
クロベエ
鎌型手裏剣を撃ってくるカラス天狗。
武器の発射間隔がおゆきより短い。
カラカッサ
下駄を撃ってくる唐笠お化け。
頻繁に跳ね回りじゃじゃ丸を気絶させようとする。
ヘドボン
骨を撃ってくる黒装束を着た骸骨。
武器スピードが速い。
ピン坊
目玉を撃ってくる一つ目小僧。
気絶させないと倒せない。
カクタン
壁を撃ってくる塗壁。
ピン坊と同じく気絶させないと倒せない。
システム
主人公のじゃじゃ丸を操作し、ステージ内にいる8体の敵をすべて倒せばクリアとなる。
各ステージには前作に倣いボスクラス妖怪1体+雑魚クラス妖怪7体がいる。
ステージは4階構造の横スクロールで、色の違う天井はジャンプ頭突きで破壊して上に登れる。
破壊した天井の中にはゲームを有利に進められるアイテムや、スコアアップの小判などが隠されているが、取ると爆発して1機失う爆弾もあるので要注意だ。
一定条件を満たせば最強の忍法・ガマパックンが登場。
無敵状態となり、ガマパックンに乗ってステージ内の敵すべてを金縛りにして食べてしまうことができる。
全21ステージで構成されており、前作同様ステージが進むと前ステージのボスが雑魚キャラとなり多数出てくるシステムとなっている。
21ステージをクリアすると1ステージに戻り以後無限ループ。
なまず太夫との対決はボーナスステージにて可能となっており、さくら姫の落とす花びらを3枚取ると次のステージの前になまず太夫と戦うボーナスステージが挟まれる。
最後に
筆者はこのソフトは所有していませんでしたが、友達で持っている子がおりその子の家で毎日のように遊ばせてもらってました。
前作「忍者くん」より面白く感じ夢中になってプレイしていた思い出があります。
その要因はアイテムによるパワーアップやガマパックンの術の爽快感だと思います。
「赤玉」でスピードアップ、「赤手裏剣」で手裏剣射程距離アップ、トロッコで無敵&轢き殺し可能などなど天井を壊した際、何が出るのかのワクワク感が子供ながらに堪らなかったのでしょう。
その分「爆弾」が出て勢い余って取っちゃって1機失った時の絶望感も相当なものでしたが(笑)
難易度はこの時代のゲームのご多分に漏れずかなり高めで、幼かった筆者はクリアできませんでした。
それでも横スクロールのステージを跳ね回るじゃじゃ丸くんの雄姿やガマパックンの快感、秀逸な和風BGMなど今でもはっきりと憶えている思い出のゲームです。
ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールにて配信されているので、またいつかプレイしてみたいと思います。
今回は『忍者じゃじゃ丸くん』の紹介でした。
あわせて読みたい