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【EVE rebirth terror】24年の歳月を経て蘇るハードボイルドサスペンスADVの金字塔完全新作続編!【PS4・El dia・レビュー】

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オススメ度:★★★★☆

 

『EVE rebirth terror(イヴ リバーステラー)』は 2019年4月25日にEl diaによりPS4/PSvita用ソフトとして発売されたコマンド選択式アドベンチャーゲーム。

24年の時を経て発売となった『EVE burst error』の正統な続編である。 

 

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EVEシリーズ

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EVEシリーズの最初の作品である『EVE burst error』はアダルトゲームであった。

しかしアダルトゲームと言ってもストーリー重視のタイプであり、そのストーリー性が大きく評価され1997年1月24日にアダルト要素を排除し、純粋なサスペンスアドベンチャーゲームとしてSEGA SATURNに移植された。

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これが大ヒットして、その後WindowsやPS2へと移植され幅広く認知されていく事になる。

数々の続編が制作され様々なハードで販売されたが、開発元のシーズウェアが2003年以降売上不振の為休眠状態となりシリーズの開発も無くなった。

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永らく音沙汰の無かった本作だが版権を取得したEl diaによりリメイクされ『EVE burst error R』として2016年4月28日にPSvita/Windowsにて発売される。

このリメイクの完成度が非常に高くファンにも好評を得る事となった。

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満を辞してその3年後、『EVE burst error』の完全新作続編として『EVE rebirth terror』が発売された。

本作も『burst error R』と同様にEVEの世界観を損なわず、登場人物や過去の時系列の事件などもしっかりとした設定で描かれており、古いEVEファンも納得の続編タイトルとなっている。

 

ストーリー

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バーストエラー事件から1年。

失踪した教師、死因不明の遺体、再び起こる謎の事件。

二人の運命は、また悲劇の運命を辿る…。

 

天城小次郎編

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氷室を新たな助手に迎えた探偵事務所は、小次郎にとっては退屈な事件ばかり。

季節がまた冬になり、疼き始めていた彼のもとに、とある少女からの真剣な依頼がやってくる。

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その依頼は失踪した臨時講師の捜索というもの。

その少女、橘花が通い、講師が務めていた高校の名前は──。

「エール外国人学校」

小次郎は探偵の勘に従い、その依頼を受ける。 

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1年ぶりに訪れた学校で、失踪した講師「美ノ神みなと」を捜索する内、その講師の失踪がいかに不自然であるかが見えてくる。

そして講師の失踪と同時期に、学校の周囲の公園で起きた、謎の変死体事件。

捜査の中で出会う不思議な雰囲気の少女、麻世。

小次郎に鋭い視線を送る学園の保険医、市種。

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更には過去の亡霊ともいうべき、エルディアの影がチラつき始め、事件はいち講師の失踪だけに留まらない、危険な様相を見せ始める。

小次郎は再び導かれた運命の中、少女の依頼と過去の忘れ物、隠された真実を見つけることができるのか──。

 

法条まりな編

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内閣情報調査室所属一級捜査官。

しかしここ一年は現場から遠ざかっていた。

そんな冬のある日、後輩の杏子から本部への出頭を伝達される。

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何かを振り切るように最後の休日を謳歌しつつも、友人の探偵事務所への侵入者を捕まえたりして、ブランクを埋めながら本部へ着任するまりな。

一年前と変わらず、同じビルでまりなを迎えた本部長から与えられた任務は、不可解な死に方をした研究者の再調査。

後輩を連れての簡単な調査のはずだったが、事件を把握するにつれ、まりなは情報の不自然さに違和感を覚える。

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研究者の遺体が発見された密室の謎。

クセのありそうな研究者たちの態度。

そして研究所で出会った助手の女性、ヴィーネ。

更にはその研究所があるビルでエルディアの影に遭遇する。 

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そして、捜査を開始すると同時に周囲に洗われた人々…。

弥生の元に現れた異国の少年、キア。

哀しみを抱えた旅行者の男性、リバー。

まりなは事件に引き寄せられたように現れた人々と、研究者を取り巻く環境に危険な意思と運命を感じ始め…。

再び銃を手に"一級捜査官・法条まりな”として復帰する。

まりなは、望んだ運命を切り開くことができるのか──。

 

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登場人物

天城小次郎(声優:子安武人)

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主人公。一匹狼の探偵。

女たらしで貧乏だが、実は素晴らしい推理力と射撃のセンスを持っている。

 

法条まりな(声優:三石琴乃)

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主人公。内閣情報調査室のエージェント。

天真爛漫でおじさま好きの彼女だがエージェントとしての腕は他に並ぶ者のいないエリート。

 

桂木弥生(声優:行成とあ)

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小次郎の元恋人。桂木探偵事務所の所長。

とある事件がきっかけで小次郎とは別れたが、今でも想い続けている。

 

氷室恭子(声優:松井菜桜子)

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元教育監視機構の女性エージェント。

今は退職をして、天城探偵事務所で助手をしている。

 

甲野三郎(声優:内田直哉)

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まりなの直属の上司。自称ダンディー中年。

お堅い組織の中では例外的に頭の柔らかい方で、問題行動の多いまりなをいつも守ってくれている。

 

香川美純(声優:渕崎ゆり子)

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公安の内務監査官。現在は出世して教育監視機構の部長代理を務める。

内調の甲野本部長とは過去に不倫の関係だった事があり、甲野から何かと可愛がられているまりなを目の敵にしている。

 

桐野杏子(声優:大橋彩香)

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内閣情報調査室のエージェント。まりなの後輩。

新人で今回の調査で初めてまりなとバディを組む。

 

音無橘花(声優:東山奈央)

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エール外国人学校の女生徒。

学園生活で親身になってくれ講師、失踪した美ノ神みなとの捜索依頼を天城探偵事務所へ依頼する。

 

キア(声優:村瀬歩)

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桂木探偵事務所に不法侵入した謎の外国人少年。

まだ少年ながらその身体能力はエージェント並みに高い。

 

市種悠馬(声優:森田成一)

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エール外国人学校の保険医。

鋭い洞察力と、高い尾行技術を持ち、ただの教師とは思えない。

 

シルディ(声優:富沢美智恵)

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元エルディア諜報部員。

サディストで拷問に苦しむ姿を見る事に快感を覚える危ない女性。小次郎を気に入っている。 

 

サラ(声優:小山茉美)

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元エルディア諜報部員。

シルディ同様サディストで危ない女性だが、シルディに比べ短期で短絡的という弱点を持つ。 

 

ジェス・カスター(声優:大川透)

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不気味な雰囲気を持つ外国人。

エール外国人学校の周りを彷徨いているが、その目的は不明。

 

リバー(声優:竹内良太)

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恋人が亡くなった海に花束を送るため日本に訪れている外国人旅行者。

その哀しみを宿した瞳の奥に何かを隠しているような雰囲気を持つ。

 

ヴィーネ・フラル(声優:洲崎綾)

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密室で不可解な死を遂げた研究者の所属していた研究室の助手。

この機関には配属されたばかりの助手だが、何故か研究チームを率いている感じがする。

 

深浦麻世(声優:石川由依)

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エール外国人学校の女生徒。

不思議な雰囲気のエルディア国籍の美少女。事件に関わる何かを知っているようだが…。 

 

burst errorの正統な続編

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burst error事件から1年後を描く作品だが、『EVE』の産みの親とも言える「剣乃ゆきひろ」氏が他界している事もあり、この複雑で魅力的なマルチサイトストーリーを完璧に受け継ぐ続編は製作が難しいと思われていた。

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しかし本作はその懸念を見事に覆し、正統な続編というに相応しいと言えるタイトルとなった。

「さかき傘」氏の書き起こしたシナリオは、EVEシリーズの過去の事件、各キャラクターの関係性を時系列含め完璧に書き起こしており、辻褄が合わない点やおかしな変更点などはほとんど見受けられない。

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「巖本英利」氏の描く原画・キャラクターデザインも魅力的でありEVEの登場人物の雰囲気がよく出ていて好感が持てる仕上がりとなっている。

関わったスタッフの『EVE burst error』に対する“思い入れ”“リスペクト”が強く感じられる作品である。

 

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変わらぬ素晴らしさ

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各キャラクターの台詞回しや、マルチサイトストーリーの魅せ方なども完璧だ。

そしてBGMもburst errorのモノを使用しており、その雰囲気を盛り上げるのを更に後押ししている。

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全ての要素にEVEという作品を大切にしている事が伝わってきて、ファンにとっては24年ぶりに“EVE”をプレイしているという感動を味わえる事間違いなしだ。

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ほんの少しではあるが、EVEと言えば欠かせない“少しエッチな描写”もしっかりと挿し込まれており期待を裏切らない(笑)

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まりな編・小次郎編を交互にプレイしてゆく事で徐々に見えてくる事件の全貌と核心…。

捜査を進めるにつれ、どんどん感情移入してしまう魅力的な登場人物たち…。

まさに24年前、我々が夢中になった『EVE』がここに復活している。

 

ゲームシステム

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基本システムは初代EVEの物を踏襲しており、街のMAP上から行きたい場所を選びその先で捜査を行いながらストーリーを進めていく。

ストーリーが展開すると新たな手掛かりが捜査線上に浮かび、その場所にも行けるようになる。

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捜査が行き詰まったら“サイトチェンジ”して「小次郎」、もしくは「まりな」に変更して別視点での操作を進める、といった具合だ。

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前作『burst error R』から取り入れられたサポート機能も充実されており、一度読んだセリフは色が変わって表示されたり、セリフスキップ機能ヒント機能などプレイヤーのかゆいところに手が届く快適なシステムとなっている。

 

新しいギミック

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本作は過去のEVEの良さを踏襲しているだけに留まらない。

今までのEVEには無かった新たに新しい仕掛けアイディアなども積極的に取り入れられている。

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例えば本作は「小次郎編」と「まりな編」で交互に進めていく内に、なんと「氷室編」が新たに現れる。

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氷室編では、氷室視点での調査が進み、それまでバラバラだった物語のパズルのピースが次々とはまっていく。

その感覚はプレイしていてゾクゾクし、そしてシナリオの巧さに唸らせられる。

これは前作には無かったギミックである。

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この様にただ今までのEVEを損なわない様にしているだけではなく、EVEの良さはそのままに、新しいシステムをプラスαする事により、より“進化したEVE”を確立させている。

 

最後に

前作『EVE burst error R』のリメイク。

そして本作『EVE rebirth terror』の完全新作を経てEl dia制作のEVEシリーズのクオリティーに置ける信頼は揺らぎないものになった。

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せっかく版権を所有したのだから、『EVE ZERO』『EVE The Faital Attraction』『EVE Lost One』などの作品もどんどんリメイクして欲しい。

きっとオリジナルを超える素晴らしい作品になる事だと思う。

もちろん『EVE rebirth terror』の更なる続編も期待したいところだ。

その場合は時系列的には本作の2年後に起こるロスト事件の前の話になるのだろうか?

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とにかく本作『EVE rebirth terror』はEVEの新作として最高の作品となった。

なんとこの作品を購入すると前作『EVE burst error R』も一緒に付いてくるというのだから、EVEファンだけでなく、未経験者にも是非一度遊んで欲しいタイトルだ。

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今回は24年の歳月を経て蘇ったハードボイルドサスペンスADVの完全新作『EVE rebirth terror(イヴ リバーステラー)』の紹介でした。

 

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