サブカルチャーのある生活

お酒とサブカルを愛する昭和生まれの徒然草

【MOTHER】エンディングまで、泣くんじゃない。忘れないで、合言葉は勇気と友情、そして愛。

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オススメ度:★★☆☆☆

 

任天堂より1989年7月27日に発売されたファミコン専用ソフトRPG

コピーライターの糸井重里がゲームデザインを手掛ける初めてのコンピューターゲームである。

当時はドラクエ・FFの影響で膨大な数のRPGが発売されていたが、どれも「中世の世界観に剣と魔法で魔物を倒す物語」という王道且つドラクエ・FFを踏襲した設定ばかりであった。

そんな中ドラクエをプレイして感動した糸井重里が自分もRPGを創りたいと任天堂に企画書を持ち込んだのが「MOTHER」である。

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あらすじ

1900年代の初頭、アメリカの田舎町・マザーズデイで、ひと組の夫婦が行方不明になった。

その後、2年程して夫のジョージだけが町に戻ってきた。

しかしジョージは自らの身に起きたことについて一切語らず、不思議な研究に没頭し続けた。

そして、妻のマリアが戻ってくる事はなかった。

時は流れ1988年、マザーズデイでは、ジョージとマリアを曽祖父母に持つ少年が暮らしていた。

ある日、少年の家で突如、家具や人形がひとりでに動き出し少年に襲い掛かった。

戦いの末に事態を収め少年が自宅の広間へ向かうと、単身赴任中の父親から電話がかかってきた。

そこで少年が直前の出来事について話すと、父親は、その現象が曽祖父の研究と関係しているのではないかと語った。

話を聞いた少年は身支度を整え、怪奇現象の謎を探るべく旅に出た。

 

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それまでのファミコンRPGにはない世界観と設定が特徴です。

その他たくさんのRPGとは完全に一線を画した現代アメリカを舞台とした世界を斜め見下ろし型の3Dビューで表現してます。

シナリオは児童文学的な趣きのお話でとても心温まる内容となっています。

 

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当時にしては珍しく町とフィールドが切り替わらずシームレスで行き来でき、世界の広さを感じることができました。

街中をうろうろしてる時、うっかり町の外まで出ると敵と遭遇して肝を冷やしたりしたものです。

 

 

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糸井氏がハリウッド好きなのがあり要所にハリウッド映画のオマージュが組み入れられてます。
主人公が喘息持ち(グーミーズ)、ラップ現象(ポルターガイスト)、スタンドバイミーのセリフ引用、ゾンビなど数え切れないほど。

80'sハリウッド好きには堪らない雰囲気ですね。

 

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武器はフライパンや野球のバット等の日用品、敵キャラは敵に操られたそこらのおばちゃんや動物、自動車やエイリアンまでも出てきますが、皆どこか憎めない姿形をしています。

倒した時も「我に返った」とか「大人しくなった」など殺してないように表現しているのも温かい心遣いです。

 

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セーブは単身赴任中のパパと電話で連絡することででき、敵を倒してもお金はもらえない代わりに、倒した敵の分だけパパが電話した時に銀行に振り込んでくれます。

なんとも平和な優しい世界。

 

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途中ゴーストハウスでお化け退治など、今となっては可愛いシナリオですが、当時幼かった筆者は怖がってた記憶があります。

 

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ストーリーが進むと電車が開通して、お金を払って切符を買うと他の町などに電車で移動できるようになるのも楽しかったですね。

さらにレベルが上がると超能力でテレポートが使えるようになります。

超高速で主人公たちが走り始め、一定時間(5秒ほど?)加速すると目的地に飛べるのですが、その間に障害物や人にぶつかると黒焦げになりワープは失敗。

これがなかなか難しくてよく黒焦げになって爆笑してました。

 

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「エンディングまで、泣くんじゃない。」

キャッチコピー通り最後は感動のエンディングでした。

 

マイナス点として挙げられるのはエンカウント率の高さです。

それこそ2~3歩歩くと遭遇することがザラです。

その異常なエンカウント率の高さに嫌になる事もありました。

それともうひとつ、先ほどエンディングが素晴らしいと言いましたが、本編中にストーリーに対しての説明が少なく、攻略本などを読みストーリーを補完しないとよくわからない展開になってしまう事ですね。

これは残念な要素でした。

 

しかしBGMも素晴らしくその斬新な設定は評価するべきもので、悪い要素を差し引いてもファミコンRPGの名作のひとつと言えるでしょう。

なぜかリメイクされておらず、現在この無印はバーチャルコンソールでプレイ可能ですが当時のUIのままなので流石にキツイでしょう。

SWITCHでフルリメイクすればおもしろいと思うのですが如何でしょう?任天堂さん。

 

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