オススメ度:★★★☆☆
1988年4月28日にファミコン専用ソフトとしてテクモから発売されたシミュレーションゲーム。
当時大人気だったマンガのゲーム化タイトルです。
サッカーゲームで有るのにも拘わらずまさかのアクション要素0の異色の作品です。
2018年7月に発売されたファミコンミニ週刊少年ジャンプ50周年記念バージョンにキャプテン翼の1と2が収録されてます。
キャプテン翼とは
高橋陽一先生によるサッカー漫画。
週刊少年ジャンプにて1981年~1988年まで連載され、サッカーブームを巻き起こしのちのプロサッカー選手たちに多大な影響を与えるほどの漫画でした。
待望のゲーム化
この時代のアニメや漫画のファミコンゲーム化作品はかなりの数がありました。
しかしその殆どががクソゲーだったと記憶しています。
ハズレの可能性が高いと分かっていてもファミっ子たちは好きな漫画がゲーム化されると聞くと飛びついてしまうのです。
筆者もキャプテン翼が大好きだったので両親にねだって購入しました。
しかしこのキャプテン翼は珍しくアタリのソフトだったのです。
テクモが独自のゲームシステムを発案し、現在プレイしても感心するほどに個性豊かなサッカーゲームにしてきました。
サッカーを題材にしたシミュレーションゲームは当時としてはとても斬新でかなり話題に上りました。
のちにファミ通で2003年にファミコン生誕20周年を記念して行った「もっとも思い出に残ったゲーム」のキャラクターゲーム部門第一位に輝いてます。
ストーリー
基本的に原作の中学校編からストーリーをなぞる形でゲームは展開して行きます。
ゲームを開始するとは全国大会編を予選から開始。
翼くんのいる南葛中学を率いて予選を勝ち抜き全国大会出場を目指します。
最終的に全国大会優勝するまでが第一部。
全国大会編が終わると第二部Jr.ユース編に突入します。
日向や三杉、松山、立花兄弟など全国大会で熱い戦いを繰り広げたライバル達と同じチームで世界の強豪チームと戦う事になりかなり胸熱です。
ゲームシステム
各主要メンバーにはガッツと呼ばれるパラメータがあり、このガッツを消費してドリブル、シュート、タックルなどを繰り出していきます。
必殺シュートは強力でかなり敵ゴールとの距離が離れていてもシュートを決める事もできますが、その分必殺シュートはガッツの消費が激しい。
ガッツが0になると必殺シュートが打てないどころかほぼ役に立たない雑魚と化すので、後半までガッツを温存していくのも戦略です。
特に翼くんのドライブシュートなどは、自陣ゴール付近からだろうが、5名に囲まれてようがほぼ打てば決まる凄まじい威力です。
しかしガッツの消費もゲーム中最高に大きく一試合に何本も打てません。
原作のようにここぞという場面で打たなければなりません。
岬くんを探せ!
Jr.ユース編の前には突然アドベンチャーゲームモードになりパリ市内を岬くんを探して捜索する事になります。
時間の概念があり、朝からお昼までの間に岬くんと出逢う事が出来ればなんと日本チームに岬くんが参加してくれる事になります
岬くんは優秀な選手でかなりの戦力になります。
翼くんとの「ゴールデンコンビ」や「ツインシュート」なども技として使用できるようになります。
世界の強豪相手に岬くん抜きだとかなり苦戦を強いられるのでここは是非とも獲得しておきたいところです。
しかし時間内に見つけられなければ容赦なく岬くん抜きでJrユース編が始まります。
岬くんは一切出演しないままエンディングまでいきます。
さすがファミコン時代、ストイックな仕様です。
くっ!! ガッツがたりない!!
ゲーム中ガッツが無くなったキャラにシュートなどを打たそうとしても「くっ!! ガッツがたりない!!」と呻きひとつも役に立たなくなります。ガッツ大切です。
余談ですがこの台詞が筆者の小学校で大流行りして男の子たちは皆、失敗したり、間違ったりする度に「くっ!! ガッツがたりない!!」と言ってました。
今度仕事でも使ってみようと思います。
しかし昭和60年ころは本当にキャプテン翼ブームでしたよね。
筆者も影響されてサッカークラブに入っていましたもん。
この時代の小・中学生男子はみんな読んでいたのではないでしょうか?
久々に遊んでみたくなりました!
今回は『ファミコンゲーム キャプテン翼』の紹介でした。
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