サブカルチャーのある生活

お酒とサブカルを愛する昭和生まれの徒然草

【スピリットサークル】輪廻と転生を繰り返す2人。いくつもの人生を過ごしたその先にあるものは「仇討ち」かそれとも「愛」か

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オススメ度:★★★☆☆

 

水上悟志先生によるヤングキングアワーズにて連載された漫画である。

自身の過去生(いわゆる前世)を視ることができる道具「スピリットサークル」を使い、風太と鉱子はいくつもの過去生を視る。

過去生の順序は時代順ではなく、また、視る過去生の順序は風太と鉱子で異なる。

 中学2年生の桶屋 風太のクラスに転入生がやってきた。霊が視える風太は、転入生・石神 鉱子にイーストという背後霊が憑いていることに気づく。

風太はイーストに話しかけないようにしていたが、その日の放課後、鉱子と別れる際にイーストに話しかけられ、つい返事をしてしまう。

風太にイーストが視えていることに気づいた鉱子はそれまでと態度を一変、スピリットサークルで風太を殴りつけ、過去生を視させる。

 

 

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あらすじ

平凡だけど優しい家族、愉快な友達に囲まれて幸せに暮らす風太。

優しく明るくまっすぐに生きてきた風太はクラスでも楽しく過ごしていた。

ある日風太のクラスに1人の美少女、石神鉱子が転校してくるまでは…

 

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現世で出会った転校生鉱子と風太。

風太は鉱子に恋をする。

 

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鉱子は”仇”を探し転校を繰り返している少女であった。

仇を探す旅を延々と続けてきたのである。

そしてとうとう出会った…”7回殺さねばならぬ”宿敵「風太」と。

 

 

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七章から成り立つ壮大な輪廻転生物語。

全6巻の中で主人公は7つの人生を体験する。

それは人の心を壊すには十分すぎるほどの憎しみと愛の物語であった……

第二章「フォン」

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靴屋の息子・フォンには小さい頃から精霊の姿が視えていた。

ある日、森で精霊たちと会話している姿を薬草を取りに来た少女・レイに見られてしまう。

レイはフォンを悪魔と誤解して倒そうとするが、フォンが父の友人の子であると知り、誤解が解ける。

フォンが精霊たちに教えてもらった木の実でレイの母の病気は治り、2人は恋仲になる。

それから2年後、レイが8年に一度執り行われる護国の儀式の生贄に選ばれてしまう。

 

第三章「ヴァン」

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貴族の長男・ヴァンは幼い頃から騎士に憧れ、騎士団に入団、「黒髪の魔女」討伐で初陣を飾る。

しかし、魔女が死に際にぶつけた焼き石で頬に火傷を負い、「呪い」をかけられてしまう。

この呪いが元で家は弟が継ぐことになり、騎士団も退団、放浪の旅の果てに辿り着いた岬で暮らし始める。

そして数年後、父が死に、弟が家を継いだと町の噂で聞いた頃、ヴァンの元に刺客が現れる。

 

第四章「フロウ」

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港町に海を眺める老人がいた。彼の名はフロウ。

町の人からは「スフィンクスさん」と呼ばれていた。

フロウは並んで座る少年に、自身の生い立ちを語る。

 

第五章「万太郎」

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江戸時代初頭。研師の梶間 方太朗はよく命を狙われる。

それは彼が領主の富蘭家の長男だからである。

 

しかし長男と言っても妾の子だった方太朗は、正妻に子が生まれると家督争いを避けるために母と共に城を追われ、研師の祖父の元で暮らしていた。

そんな彼の存在を許せなかったのが正妻の子・火次朗である。

彼は方太朗が家督を狙っていると疑っていたのだった。

ある日、城に幕府の使者がやってくる。

 

第六章「ラファル」

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34世紀。亜生者幽眠管理センター、通称「寝台」。

そこでは事故や病気などで肉体を失った人間の脳が保管されている。

彼らは亜生者と呼ばれ、電気信号で夢を見ながら生きている。

ラファルはここで同僚のラピスらと清掃を行っていた。

「寝台」に勤めて3年程経った頃、ラファルとラピスは所長・クラーロから2つの質問をされる。

「亜生者は生きてると思うか?」

「ここでお化けを視たことはあるか?」

 

第七章「風子」

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昭輪91年の夏休み、桶谷風子は友人たちと登山をしていた。

目的は霊峰不二の上空にある巨大空中静止体・通称「不二屋根」の調査である。

もっとも、真剣に調査する気だったのは風子だけで、友人たちは調査という名目でキャンプを楽しむ気でいた。

キャンプ場までの道のりで、風子と風子に合わせてペースを落としていたコースケは崖の上にロボットのようなものがいるのを見つける。

直後にロボットは消えてしまうが、2人はロボットのいた場所へ向かう。

そこで見たものは、洞窟とその前で火おこしをしている宇宙人の姿であった。

 

第一章「フルトゥナ」全ての始まり…

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幼いながらも霊学の天才であったフルトゥナであったが、禁じられた研究に意識無く手を出してしまい師であるレイから破門、霊学をやめるように忠告される。

すでにレイを超えていたフルトゥナは独立、「禁じられた研究」の成果である人工精霊・ルンと弟子・イーストと共に霊学を続けていた。

しかし、レイが病に伏せた事を知りながらも助ける事が出来ず初めての大きな挫折を味わう。

そんなある日、イーストが赤ん坊を拾い、フルトゥナは「コーコ」と名付ける。

4人での日々に心を癒され、幸せを感じていたフルトゥナだったが…

 

様々な時代の物語が全て一つとなる

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現世と異世界を体験する

なぜフルトゥナ(風太の前世)は世界を滅ぼそうとしたのか?

コーコはフルトゥナを憎んでいたのか、愛していたのか。

壮大な物語が今、幕を開ける……

 

お互いに惹かれ合う…しかし運命がそれを許さない

現世では色々ありますが、友人に恵まれ楽しいひと時の青春を送るふたり。

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風太の優しさ、鉱子のひたむきさにお互い惹かれ合い始める。

鉱子は仇に対して特別な感情を持ってしまった自分に嫌悪を感じる。

 

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そして風太は自分の命を狙う女と知りながらその限りなく純粋で不器用な女の子を輪廻の呪いから救いたいと心から思い始める。

 

練りに練られたストーリー構成、その行く末にあるものは破滅か…それとも…?

先の展開を一切読ませぬ物語。

7回の人生で2人が出した答えは?

世界の破滅は防げるのか?

 

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読者の想像を超える結末が待っています。

全ての章のストーリーが感動的であり、毎巻涙を流しながら読みました。

今回ほどネタバレせずに作品の素晴らしさを伝えるにはどうすればいいか悩んだ作品はありません。

内容をバラさないようにしながらのレビューだったので、イマイチよくわからない部分もあったと思いますが、作品の雰囲気だけでも伝われば幸いです。

全6巻と短いながらも素晴らしい感動がギュッと詰まっている作品です。

ぜひ一度読んで見て欲しい漫画のひとつです。

今回は「スピリットサークル」の紹介でした。

 

 

 

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