オススメ度:★★★☆☆
ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在を暴露したワシントン・ポストの2人のジャーナリストの実話を映画化した社会派ドラマ。
監督:スティーヴン・スピルバーグ
主演:メリル・ストリープ、ト・ムハンクス
あらすじ
ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に戦争に対する疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、ニューヨーク・タイムズがベトナム戦争を分析・記録した国防総省の最高機密文書=「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をスクープする。 ワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハムと部下で編集主幹のベン・ブラッドリーは、ニューヨーク・タイムズと時に争いながらも連携し、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と闘うのだった。
豪華キャスト
スピルバーグ監督、メリル・ストリープ&トム・ハンクスのW主演で面白く無い訳がない。
世界最高峰の監督と超ベテラン俳優が魅せてくれる。
序盤から中盤にかけての緊張を途切れさせないスリリングな展開。
クライマックスの興奮、思わず声を出したくなるような展開、そして感動のラスト。
完璧なエンターテイメントに仕上がっている今作、しかも全てが史実である事から事実は小説より奇なりと唸らさせられる。
映画を観終わっての感想
スピルバーグ監督作品は幼い頃から感動を与えてくれた。
ただ近年はリアリティ重視というか少し演出が控えめだったと個人的には思っていたがこの作品は違った。
古き良きこれぞスピルバーグと言わしめる作品となっている。
メリル・ストリープ、トム・ハンクスの迫真の演技もさすがトップスターを走り続けてきてる役者と言える素晴らしさだ。
演出と演技が完璧に噛み合い常に飽きさせない。
緊張を途切れさせず、心情が伝わる演技に2時間集中を切らせず観てられる。
サスペンスドラマ性の強い物語の中でニヤリと笑わせるユーモアを入れ込んでくる辺りも流石スピルバーグ監督と言ったところ。
作中に出てくるレモネードをが美味しそう(笑)
クライマックスの30分間はもう興奮しっぱなし!
何度「Yes!!!」と叫んでガッツポーズを決めたくなった事か(笑)
劇場で観るべきか
これは観ておくべきだと思います。
特に30歳を超えてる方は確実にお勧めできます。
若い方はまだ少し共感できない部分もあるかもしれません…
久しぶりのスピルバーグ色の濃く出ている作品。
機会があれば是非スクリーンでご覧ください!